ホス狂いが見る“王子様”の素顔とは?

皆様こんにちは、夜のひととき です。

今回は、ホストクラブに通い詰める女性、いわゆる“ホス狂い”と呼ばれる存在が見ている“王子様”の正体について考えていきたいと思います。煌びやかな世界の裏にある「演じられた愛」と「期待と現実のギャップ」について、少し冷静に見つめてみましょう。

ホストはなぜ“王子様”に見えるのか

初回で出会ったあの人は、まるで夢の中の王子様のようでした。
シャンパンを開けなくても優しく接してくれて、話も面白くて、見た目もタイプ。SNSでも人気があり、たくさんの女性に囲まれながらも、どこか自分にだけ特別な笑顔を向けてくれる気がした——。

ホス狂いが生まれる原点には、こうした“勘違いの幸福”があります。
ホストは、恋愛ではなく「疑似恋愛」を売る仕事です。顧客に「自分は特別だ」と思わせることが、売上に直結するからです。そのため、王子様のように完璧で優しい姿を演じることは、営業の一環であり、戦略です。

「本当に好きになってくれたかも」という錯覚

通えば通うほど、会話は深くなり、距離は縮まり、名前も覚えられ、LINEも頻繁に来るようになります。「今日もありがとう」「君に会えて嬉しかった」と言われるたびに、「これは営業じゃない」「本当に私のことが好きなんだ」と思い込んでしまう瞬間が増えていきます。

しかし、ホストが愛しているのは“あなた”ではなく、“あなたのお金”です。
これは決して冷たく突き放す言葉ではなく、職業としてホストを選んだ時点で「恋愛感情を武器にする」というルールに従っているというだけのことです。

それでも、“王子様”を信じてしまうのがホス狂いの切ないところ。
どれだけ周りに止められても、どれだけ貢いでも、愛が報われなくても、「あの人だけは違う」と信じ続けてしまうのです。

王子様の“素顔”は営業の向こう側にある

ホストの多くは、自分のキャラクターを徹底的に作り込みます。
普段の自分とは違う喋り方、服装、香水、態度、言葉の選び方——すべては「理想の王子様」を演じるための演出です。

しかし、その裏には、日々の営業成績へのプレッシャー、同業者との競争、顧客管理のストレス、SNSでの炎上リスクなど、多くの現実がのしかかっています。
そして時に、そのプレッシャーは暴言や酒癖の悪さ、女性への依存や軽視といった“素顔”としてあらわれます。

つまり、あなたが見ている王子様の裏には、誰にも見せない疲れた青年や、売上に追われる男の顔があるのです。

なぜ“素顔”を見ても離れられないのか

一部のホス狂いは、王子様の素顔に気づきながらも、それでも離れることができません。
それは、もはや恋愛感情ではなく、「自分が支えなければ」という使命感や、「ここまで来たら引き返せない」という依存に変わっているからです。

特に、初回の優しさが忘れられず、「あの頃の彼に戻ってほしい」という感情を引きずり続ける人が多くいます。
しかし、その優しさもまた“最初だけの営業用キャラ”である場合がほとんどです。

最後に:あなたは“物語”を買っている

ホストに通うという行為は、いわば「王子様との物語」を買っているようなものです。
それが完全にフィクションだと割り切れるのであれば、ある意味とても贅沢な娯楽になります。しかし、「これは現実の愛だ」と思い込んでしまうと、傷つくのは自分自身です。

王子様はあなたを救いません。
その“素顔”を知ったあとも、なお彼を信じるのか、それとも一歩引いて自分を守る選択をするのか——
それを決めるのは、他でもない、あなた自身なのです。


この記事を書いた人 夜のひととき編集部
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