マナー違反⁉意外と知らない食事中にNGな行為とは？

普段何気なくしている食事にも、多くのマナーが存在します。
日本だけのマナーや海外だけのマナーなど、その国によって食事のマナーは様々です。
友達同士の食事ならそこまで気にしなくもいい食事のマナーですが、正式な場所に招待されたときに、食事のマナーを知らないと恥をかく場合もあります。
今回は、意外と知らない食事中にNGな行為を紹介します。

手を受け皿にする「手皿」はNG！

箸で料理を口に運ぶとき、空いた手を小皿のように食べ物に添える行為を「手皿」と言います。
これは一見、上品に見えますが、実はマナー違反とされています。
料理は手で受けるのではなく、小皿を用意して食べましょう。

食べてるときに口をあけるのはNG！

人と会話をしながら食事をする場面は日常的にあります。
そのときに注意したいのは、口を開けながら会話をすることです。
口を開けながら咀嚼をすると、くちゃくちゃと音がしてしまい、相手に不快感を与えます。
口の中のモノを飲み込んでから会話をするようにしましょう。

一品を集中して食べる「片付け食い」はNG

料理が二品以上あるときに、一品だけを先に食べつくして、次の食事に手をつけるのはマナー違反です。
日本では、「三角食べ」と呼ばれる主食・汁物・おかずを順序良く食べる作法があります。
ご飯とおかずを交互に食べ、交互に箸を進めるように意識しましょう。

食べ終わった食器を重ねるのはNG！

テーブルの上をきれいにするために、食べ終えた食器を重ねた経験はありませんか？
この食器を重ねる行為は、基本的にはマナー違反とされています。
お皿の裏が汚れたり、高価なお皿のときは傷がつく可能性があります。
お店によって片づけるルールが違うので、お店のスタッフに任せるのが無難でしょう。

おしぼりは手を拭く以外で使うのはNG！

おしぼりで顔やテーブルを拭いている光景はよく見ます。
日本料理のマナーでは、手を拭く以外でおしぼりを使うのはマナー違反になります。
口を拭きたいときは懐紙やハンカチを使い、テーブルを拭くときはお店の人に伝えるのがマナーです。

食事後にナプキンをたたむのはNG！

レストランで食事後にナプキンをたたんでお店を出る人も多いと思いますが、これはマナー違反です。
ナプキンはたたまずに、ぐしゃっとしたまま置いてからお店を出るのが正解です。
ナプキンをキレイにたたんで置く行為は、「料理やサービスがよくない」という意味があります。
ナプキンは、たたまずにそのまま置いてお店を出ましょう。

箸のマナー違反

日本の食事に欠かせないものと言えば箸です。
箸の使い方には、やってはいけない「嫌い箸」と言われるマナー違反があります。
その項目はなんと、10項目以上！！
さすが礼儀に厳しい日本人です・・・。
ここでは、代表的な嫌い箸を紹介します。
・寄せ箸・・・箸で食器を手元に引き寄せること。
・ねぶり箸・・・箸の先をなめたり、口にくわえること。
・刺し箸・・・食べ物に箸を突き刺すこと。
・箸渡し・・・箸と箸で食べ物を渡すこと。
・持ち箸・・・箸を持ったまま食器を持つこと。

ライスをフォークの背側を使って食べるのはマナー違反なのか？

ライスをフォークの背側を使って食べるのは、マナー違反なのでしょうか？
実はこの食べ方は、イギリス式と言われ、日本はイギリス式のマナーを取り入れていました。
また、右手にフォークを持ち替えるのもマナー違反とされています。
それに対して、フランス式はフォークの背側ではなく、腹側を使って食べます。
右手にもったナイフを使って、フォークの腹側でライスを乗せて食べるのがフランス式です。
現在、日本ではフランス式が主流になっており、また、フォークを右手に持ち変えるのも良しとされています。
しかし、本格的なコース料理では、フォークの持ち替えはマナー違反と見られるので避けるのが無難でしょう。

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