
皆様こんにちは、夜のひととき です。
夜職の世界には、昔から根強く存在するテーマがあります。
それが「枕営業」。つまり、営業目的でお客様と身体の関係を持つこと。
2025年現在も、SNSや掲示板では「枕をしてでも売上を上げたい」「枕を強要された」という声が見受けられます。
この記事では、キャストたちのリアルな声をもとに、今どきの“枕のボーダーライン事情”について掘り下げていきます。
そもそも枕営業って何?
枕営業とは、指名・売上・場内延長・同伴などの見返りを得るために、顧客と身体の関係を持つ営業手法のことを指します。
言い方を変えれば、接客の延長線上で「一線を越える」かどうか、という話です。
店舗によっては禁止しているケースもあれば、黙認しているところもあります。表立ってルール化されていないため、各キャストの判断や価値観に委ねられているのが現状です。
「している人は実際どれくらい?」
2024年に行われた匿名アンケート調査(SNSコミュニティ内・n=210)では、以下のような回答結果が得られました。
- 枕をしたことがある:27%
- 一度もないが誘われた経験はある:51%
- 誘われたこともない・関係を持たない方針:22%
およそ4人に1人が「枕経験あり」と回答し、「断る/断りきれなかった」などの葛藤も多く語られています。
どこまでが“営業”で、どこからが“アウト”?
営業スタイルは人によって異なります。
最近は“ボーダーライン”の引き方が多様化しており、以下のようなスタンスに分かれる傾向があります。
- 完全非接触型:プライベート交換・連絡先交換NG
- LINEや私的交流は可:店外での食事・カフェはOKだが身体の関係はNG
- 一部許容型:客によっては割り切って枕をするケースも
- 自発的にする派:売上・ランキング・指名のために利用する
どの立場も“正解”ではなく、個々の事情や価値観によって線引きがされています。
「枕しないと売れない」は本当?
売上上位のキャストがすべて枕営業をしているわけではありません。
実際、SNSで人気を集めている有名キャバ嬢の多くは「一切していない」と公言しています。
売れる理由は「トーク力」「SNS集客」「外見のブランディング」「顧客管理能力」など、多方面にわたります。
とはいえ、競争が激しい店舗や地方エリアでは、“枕営業が横行している”と感じて退店する嬢もいます。
枕のリスクとデメリット
一時的に指名や売上を得られたとしても、以下のようなリスクがあることも事実です。
- 身体・メンタル面のダメージ
- トラブル・ストーカー被害
- 店内での立場悪化(噂が広がる)
- 依存されて関係を切れなくなる
とくに「一度関係を持った客を切れない」という声は多く、店舗やスタッフに相談できずに辞めてしまうケースもあります。
断り方や予防策
枕をしない主義を守るためには、はっきりとした態度や店選びも重要です。
- 最初からプライベート情報を明かさない
- 連絡先交換は必要最低限に留める
- 「店のルールで無理」と伝える
- 店外では1対1を避ける
店舗側が「枕営業禁止」と明言している場合は、トラブルがあった際に守ってくれる体制があるかどうかもチェックしましょう。
まとめ:境界線は自分で決める時代
ナイトワークにおける“枕営業”は、している人もしない人もいるというのがリアルな現状です。
大切なのは、「自分がどこまで許容するか」「どこで線を引くか」を明確にすること。
売上を追いすぎて自分を見失わないよう、心と身体を守れる環境で働くことが、長く夜職を続ける鍵となります。
選択肢が多い時代だからこそ、自分のポリシーを持って働くことが大切です。
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