キャバ嬢のSNSは嘘でできている?

皆様こんにちは、夜のひととき です。

今日は、ナイトワークに従事する女性たちのSNS事情についてお話ししていきます。煌びやかな写真、日常とはかけ離れた生活感、そして常に「推されている自分」を演出する投稿たち。その裏側には、一体どんな現実があるのでしょうか。

「リアル」は売れない時代

現在、多くの嬢たちはTwitter(X)、Instagram、TikTokなどのSNSを通じて、自らの存在価値を演出しています。しかし、その投稿内容は“リアル”とは程遠いものがほとんどです。
「同伴ありがとう」「今月No.1でした」「毎日幸せすぎる」——このような言葉が並ぶ投稿の裏で、本当に笑っている人はどれくらいいるのでしょうか。

というのも、ナイトワークの世界では「売れている自分」をアピールし続けることが、営業活動の一環として不可欠だからです。リアルな苦労や弱音は“ビジネス的価値”が低い。だからこそ、SNSでは意識的に「嘘」が積み重ねられていきます。

フォロワー数=商品価値?

ある程度SNSで人気が出てくると、今度はフォロワー数が“商品価値”として計られ始めます。
「○○ちゃん、インスタのフォロワー1万人いるらしいよ」
「あの嬢、Twitterでバズってるし今つけたら絶対売上作れる」

そんな会話が、店内や裏LINEで飛び交うのも珍しくありません。
つまり、実際の接客技術や人間性とは別に、「SNS映え」や「バズ力」が嬢の“格”として認識されるようになってきているのです。

結果、いいねを買う、バズるための投稿ネタを計算する、プロカメラマンを雇って毎週撮影会を開く……という“戦略”が、現場レベルで行われるようになります。

SNS営業の光と影

もちろん、SNS営業が有効であることは間違いありません。
ひと昔前のように、路上でのビラ配りや飛び込みよりも、ネットでの拡散の方が効率的で成果も見込めます。特に指名につながるDMや、お店に来るきっかけになる投稿は、実際に売上へと直結する武器となります。

しかし、それと同時に「SNSで魅せる自分」と「実際の自分」のギャップに苦しむ嬢も少なくありません。
たとえば、人気嬢のふりを続けるために高級なブランド品をリースする、実際には誰からも指名がないのに「予約完売」と嘘をつき続けるなど、精神的なコストも大きいのです。

嘘は悪ではなく、手段である

ここまで読むと「嘘ばかりで信用できない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ナイトワークというフィールドにおいて、“嘘”は悪ではなく「手段」のひとつです。
恋愛感情を利用する、誇張して自分を魅せる、過剰なサービス精神で演じる……すべては「売れるため」に必要な要素であり、そのための舞台装置がSNSなのです。

むしろ問題は、見る側がそれを“真実”だと思い込み、幻想に飲み込まれてしまうこと。
そして、演じる側がその嘘を“自分自身”だと錯覚してしまう瞬間です。

最後に:嘘の向こうにいる“本当の人間”へ

ナイトワーク嬢のSNSは、確かに嘘でできています。でもその嘘のひとつひとつには、理由があります。
売れるため、注目されるため、孤独をごまかすため、何かを守るため——
そのすべてを「偽り」として切り捨てるのではなく、「努力の一形態」として受け取ってみてはいかがでしょうか。

そして、もしもあなたがその“嘘”の向こう側にある「本当の誰か」を知りたいと思うなら、SNSの画面越しではなく、現実で出会う努力をしてみてください。
そこには、演じることに疲れた、素顔の嬢が待っているかもしれません。


この記事を書いた人 夜のひととき編集部
ギャラ飲みや・ナイトワークに関する情報を皆さんにお伝えしていきます!
Instagramもやってるので見てね♪

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